
食欲がないのも心配ですが、食欲がありすぎるのも心配です。
食欲旺盛なのは見ていて気持ち良いですが、病気にも繋がるので注意した方が良いですね。
おねだりに負けてしまい、ついつい与えてしまうおやつも与え方を間違えれば病気の原因になります。
今回は犬の過食症について調べていきたいと思います。
Contents
1,なぜ食べ過ぎるのか?
与えたら与えた分だけ食べてしまう。
食事をした後にもかかわらず、ご飯を要求してきたりしませんか?
そして、ご飯を与えないと吠えたり、お皿をひっくり返したりとわがままになってはいないですか?

1,ただのわがままによる暴飲暴食
犬にも食欲旺盛な子がいます。
与えたフードをあっという間に平らげ、人間の食べ物も欲しがり、お皿をひっくり返してお代わりを要求するという子もいます。
犬が欲しがるからと言って食べ物をたくさんあげてしまうと肥満の原因になります。
それだけならまだしも、「要求すれば聞いてもらえる」と思ってどんどんわがままになっていってしまいます。
2,病気からくる過食

過食がちな犬に疑われる病気はいくつかあります。
- 糖尿病
- 副腎皮質機能亢進症
- 甲状腺機能低下症
- 水頭症
1,糖尿病
糖尿病の発症年齢は平均8歳くらいで、避妊していないメスの割合が多いです。
初期症状としては、水を多く飲むようになり、尿の回数や量が増えるのが特徴です。
この「多飲多尿」という症状で最も多い病気が糖尿病なんです。
食欲の増進も見られることがありますが、気づかずに放っておくと、逆に食欲がなくなってきます。
糖尿病になりやすい犬種は、トイ・プードル、ミニチュア・ダックスフント、ミニチュア・シュナウザー、ビーグルなどが挙げられます。
2,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることで様々な異常が起こる病気で、高齢の犬によく起こります。
糖尿病の次に多い犬の内分泌疾患で、糖尿病を併発することもあります。
初期症状は、水をたくさん飲む、尿の回数や量が増えるなどで、糖尿病と区別がつきにくいです。
その他に食欲が増える、お腹が出る、左右対称の脱毛、安静時の過呼吸など様々で、症例によって症状の出方も異なります。
発症しやすい犬種は、プードル、ダックスフント、ビーグル、ポメラニアン、ボクサー、ボストンテリアなどですが、他の犬種でも発症します。
3,甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの分泌が足りなくなる病気で、中齢以上の中型犬や大型犬に多い病気です。
あまり目立たない病気で、すぐには気づかないことも多いです。
また、糖尿病やクッシング症候群の陰に隠れて発症していることも多いです。
初期症状としては、何となく元気がない、運動を嫌がる、寒がりになる、体重が増えるなどがあります。
症状が進んでいくと、脱毛や皮膚のトラブルなどが出てくるようになります。
甲状腺機能低下症は症状の進行がゆっくりなので、単独で発症するとなかなか気づきにくい病気です。
一般の健康診断の血液検査では確定診断ができないため、数値に異常が出てから詳細な血液検査をすることで判明する場合が多いです。
状腺機能低下症を発症しやすい犬種は、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、ドーベルマン、アイリッシュ・セター、ボクサー、ミニチュア・シュナウザー、ポメラニアン、ビーグル、柴、ダックスフントなどで、メスの発症が多いです。
4,水頭症
水頭症は頭蓋骨の内側、とくに「脳室」と呼ばれる場所に「脳脊髄液」という液体が過剰に溜まることによって、脳が圧迫されて障害が起こる病気です。通常、脳脊髄液は健康な犬の脳にも存在していて、脳や脊髄の周りを循環し、外部の衝撃から脳を守ったり、脳の水分の量を調整したりする役割を担っています。
脳は「くも膜」という薄い保護膜に覆われています。脳とくも膜の間には「脳脊髄液」という液体が存在しているので、脳に外部の衝撃が伝わりにくくなっているのです。犬の脳は4つの「脳室」という部屋に分かれているのですが、この脳脊髄液はその部屋の中で作られ、貯蔵されています。脳脊髄液は脳室と脳室を結ぶ水路を通って循環し、最終的には脳から出て、脳とくも膜の内側に広がって血液へと戻っていきます。
しかし、この脳脊髄液が何らかの原因で過剰に溜まると、脳が圧迫されて様々な障害が起こります。これが水頭症という病気です。
トイプードル、パグ、ポメラニアン、ペキニーズ、マルチーズ、シーズー、ブルドッグ、ボストンテリア、ヨークシャーテリア、マンチェスターテリア、ケアーンテリアなど、小型で短吻系の犬に多発します。
2,食べ過ぎを防ぐにはどうしたらいいのか
欲しがるだけ与えることはやめて、愛犬が一日に必要なカロリーをきちんと計量して、その分だけを与えるようにする。
おやつなをあげる場合は、一日に与えるフード量の調整をおこなうことで、過剰なカロリー摂取を避けることが出来ます。
しかし給与量を減らすことはストレスの原因になったり、逆に体内に脂肪を貯めこむ結果になってしまいます。
一日に与えるフードの分量は変えずに、食欲を満足させてあげることが最善の方法なので、どうしてもおやつをやめられない場合、一日分のフードから数粒をおやつの代用にすれば、給与量は変えず、面倒なカロリー計算の必要もなく、余分なカロリーも取らずに済むでしょう。
市場にはたくさんのダイエットフードが出回っているので、一日の給与量やカロリーなども参考に、愛犬に合うフード選びをしてあげてください。
まとめ
愛犬の過食は病気に繋がるし、すでに病気になっている可能性もあります。
可愛いからといっておやつを与えていると肥満になり、糖尿病などになり愛犬を苦しめることになります。
また、要求したらくれるというわがままもしつけをきちんとすれば収まってくるでしょう。
大切な愛犬を苦しめないために食生活の見直しを実践してみましょう。
